2011年07月06日
ご報告が大変遅くなりまして申し訳ございません。大震災発生以降、4月末日まで行いました特別販売の売上金は、合計で155,900円になりました。多くの皆様方のご協力に心より感謝申し上げます。なお、消費税については弊社でお預かりしている性質のものですので、ここには含まれておらず、送料については弊社で全額、もしくは一部を負担しておりますが、調整はしておりません。純粋な売上金額です。
このお金について、送り先をいろいろと検討してまいりましたが、「復興釜石新聞」を発行している岩手県釜石市の「合同会社 釜石新聞社」に送ることにし、先方からも快諾を得られたことから、7月4日(月)に銀行振込にて送金致しました。
本来なら伺って手渡ししたかったところですが、そうと決まれば一日でも早い方がいいと思い、送金致しました。
実はこの義援金の送り先が、とても悩むところでした。三陸には多くの友人、知人が生活しており、その多くが甚大な被害を受けています。そのおひとりおひとりに想いを寄せると、胸が激しく痛みます。赤十字社や行政に寄付をするよりも、よりこのお金が生きるところはないか、とずっと考えていました。
そんな折、「復興釜石新聞」が創刊されたニュースを目にしました。前身である「岩手東海新聞」は津波の被害で、記者が2名亡くなられたそうです。震災直後、津波に飲まれながらもカメラのシャッターを切る記者の姿が報道されていました。(ご当人はご無事) 輪転機など会社の設備が大きな被害を受け、新聞の発行を断念、社員は全員解雇されたと伝え聞いていました。
しかし、その中の有志が集まり、6月に「復興釜石新聞」として立ち上がった、と。
元・ライターとして、活字の力を信じます。また、地域からの発信、住民の方々を結ぶ架け橋としての、地域メディアの必要性も強く感じています。そんなメディアであって欲しいし、それが続いていって欲しいと願っています。
15万円というお金はどこにも足りませんが、パソコン一台、或いはカメラ一台くらいは買える金額です。ちょうど、パソコンが壊れて困っている、とも聞きました。はるこま屋のお客さんたちの想いと願いを、そのパソコンに託し、そこから多くの力や笑顔が生まれ、広がっていったら、どんなにかすばらしいでしょう。
そう思い、また新しい媒体の冠につけられた「復興」に向けて力強く歩み続けてくれることを願い、送りました。
長い戦いになります。弊社としても、私個人としても、今後とも長くかかわっていきたいと考えています。だから、がんばりすぎないよう、それでも踏んばって、歩いていきましょう。