2013年09月06日
1987年、釜石のシンボルであった溶鉱炉の灯が消えようとしている頃、地元の若者たちの手で立ち上げた「釜石よいさ」・・・震災後、開催が途絶えていましたが、9月7日(土)に復活するというニュースが飛び込んできました。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/kamaishi_tsunami/?id=6089953
私はこの祭りの立ち上げに深くかかわり、2回目からは私の地元である馬頭町(当時)から毎年多くの青年たちがこの祭りに参加してきました。実行委員会のメンバーとは、打ち上げでは一緒に酒を酌み交わし、野球の対抗試合をやったりと交流を深めてきました。
よいさの復活。それだけで涙がこぼれてきそうなニュースです。
「あなたは、そこにいるべきだ」
このニュースを知った妻の言葉に背中を押され、私も急遽釜石に駆けつけます。
もともと、企業城下町から脱却しようと始めたこの祭り。スポンサーもなく、実行委員会を立ち上げて予算をかき集め、囃子も踊りの振り付けも、自分たちで作った祭りです。実行委員会は「釜石レボリューション」と名づけました。
震災後、途絶えながらも今回で25回目。四半世紀。ここまでくれば立派な、「歴史」ですね。
想いは伝わる。人から人へ。
次の世代の若者たちが「よいさ」を継承してくれたことを、嬉しく、誇らしく思います。
「釜石よいさ」の復活。しっかりとこの目に焼きつけ、身体で感じてきたいと思います。
泣いてなんて、いられない。(といいながら、気分は号泣・・・)