自然の力が生きている天然醸造味噌
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店長日記
「わかめの味噌汁」を!!!
2011年03月15日
福島原子力発電所で起きている出来事について、現場で復旧にあたっている方々に対して、深く敬意の念を表します。当然、想定できた事態ではありますが、今は原発の可否を論じているときではなく、起きてしまった事態に対してどう対処するかということが大切ではないでしょうか。そこで、「わかめの味噌汁」のご提案です。

私がライター時代、取材先であった埼玉県本庄市のもぎ豆腐店茂木稔社長(当時)から「おまえ、実家が味噌屋なら、この一冊でいいから」と渡された「体質と食物」(秋月辰一郎先生・著)という60ページほどの小冊子。私はこの本を読んで、味噌屋になろうと意を決したのでした。

長崎に原爆が落とされた際、その救援にあたった聖フランシスコ病院医長・秋月先生が「わかめの味噌汁」の力を説いています。以下、この本からの抜粋です。

「昭和二十年八月九日の原子爆弾は長崎市内を大半灰燼にし、数万人の人々を殺した。爆心地より一・八キロメートルも私の病院の仲間は、焼け出された患者を治療しながら働きつづけた。
私たちの病院は、長崎市の味噌・醬油の倉庫にもなっていた。玄米と味噌は豊富であった。さらにわかめもたくさん保存していたのである。
その時私といっしょに、患者の救助、付近の人びとの治療にあたった従業員に、いわゆる原爆症が出ないのは、その原因の一つは、「わかめの味噌汁」であったと私は確信している。」

「人間にとって、日本人にとって、味噌は特に良質の油脂とミネラルの供給源であるから、私たちの放射能の害を一部防禦しれくれたのである。この一部の防禦が人間の生死の境において極めて重要なのである。」

お役にたてば幸いです。